クモ膜下出血闘病記
発症編その3
新宿へ遊びに行ったベラさん。
夕方の4時過ぎに、主の携帯から呼び出し音が鳴りました。
半分寝ぼけながら出てみると、ベラさんと一緒にいるはずのベラさんの友人からでした。
「今、カラオケにいるんだけど、ベラが具合悪くなっちゃったみたいで・・・。」
「どうしたんですか?」
「なんか気持ち悪いっていうから、救急車を呼んだの。血圧が下がっちゃったのかな・・・。」
「そうなんですか・・・。はしゃぎすぎたんですね。ご迷惑おかけしまして・・・」
「また連絡するね。」
ベラさんの知人とはこんな感じのやりとりをして電話を切りました。
この会話からは緊迫感や、重大さなどは微塵も感じられませんでした。
主は、この電話の後もまたぼ~っとテレビを見るのでした。
そして20分後、ベラさんの携帯から着信が・・・。
出てみると、電話の向こうからは救急隊員の声がするのでした。
続く・・・